サイコネクト!第四話「夢と光のランウェイ」

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サイコネクトデイズ」の連載開始に向けて最新情報Twitterのほうで前作「サイコネクト!」の見どころを毎日紹介しています。

こちらでは制作の裏話的なものを描いていきたいと思っています!前回はコチラ

 

では裏話の前にツイッターのコピペをご覧ください。

 

 今日、ご紹介するのは

サイコネクト第4話「夢と光のランウェイ」です。 是非ご視聴ください(こちらのページでは↑で聴けます!) ボイスドラマ第2弾です! 夜街明かりに照らされた中での戦闘が印象的なお話です このお話では体を持たない女の子ユークの、秘められた切ない想いに注目です!

 

【あらすじ】 主人公の男子中学生アイナは、生活を共にする精神生命体ユークの懇願で都会に遊びに行く事に。 テンションの上がったユークに振り回されるアイナだったが…ビルに巨大な怪獣の影が浮かび上がり街はパニックに! 逃げた怪獣捜索のなか、アイナはユークの秘められた想いを知ることとなる…

4話登場怪獣は黒影怪獣シャドウモンス。 その名の通り、影に潜む凶悪な怪獣で夜闇の中ではいくらでも強くなれる恐ろしいやつです。 実はこのシャドウモンス、後に明らかになるあるものの象徴になっているんです 是非、最終話を聴いた後にまた聴き治してみてください!

ここから先はネタバレアリなので視聴後にご覧ください♪

 

 

 

 

このお話も前回お話した第3話と共にかなり早くに完成していた作品で初稿は3話と同日に書き上がった姉妹作のような存在です。

サイコネクト全12話の中でも…一番思い入れが強いのがこの話となります。

 

サイコネクトはアイナとユーク、2主人公制です。

アイナに比重が置かれた話が多い中、もっともユークに比重を置いたのがこの第4話で、彼女の隠された心情、戦う理由ががここで解かされます。

 

 

 

よく主人公は作者の分身なんていいますが、正直つい最近まで僕はユークは自分から少し離れたところにいるキャラクターなんじゃないかなって思っていました。

でも、自分で作品を聴き直して、実はアイナ以上にユークの方が自分に近い存在なんじゃないかなんて思い始めました。

僕は必要以上に作品に自己投影をすることを好みません。

そのためにアイナやユークを自分からかけ離れた人間像にしたのですが、やはりそれぞれのキャラの根底や本質には自分らしさみたいなものが良くも悪くも残るものですね。

 

まぁ...詳しくはヘビーなお話になってしまうのでしませんが…

執筆当時、僕はある病気の疑いが掛かり、大分精神に負担が掛かってる状況だったのです。

決して意識して書いたわけではないのですが、僕もユークと同じで「普通でいたかった」のでしょうね。そしてアイナがユークに言ったように「普通じゃないことも同じぐらい素敵な事」って言われたかったのもしれません…。

実はユークがハイテンションにふるまっているのは「普通にみられたい」っていう気持ちが強く現れているからだったりするんです。まぁ彼女はもとから底抜けに明るいんですけどねww!

だから、なんだかんだ最近はユークにすごい親近感を感じています。

 

 

また↑のTwitterでほのめかしていますがシャドウモンスも登場時間の割に奥が深いキャラで、実はユークと対になっているキャラで、ユークの心のメタファーになっている怪獣です。



 

さて暗い話は置いておいて、演出的なお話を少ししましょう。

4話では有名なクラシック曲を2曲使っています。

1曲目は「スカボロフェア」、冒頭のユークと彼女の父の回想シーンで流れます。

元々はこの曲、第3話で使う予定でした。曲が短く3話で使えなかったのが残念で、試しに4話冒頭で使用しのですが、余りのハマり具合に、音楽無し・台詞のみの演出予定だったユークがアイナに本音を語るシーンにも使用しました。

 

2曲目は「モーツァルトの『魔笛』の主題による変奏曲」です。分かる人は分かる!って感じですね。僕が大好きな実相寺監督作品、怪奇大作戦「京都、買います」のオマージュです。これまた、試しに合わせてみた所とってもロマンチックな感じに。

今回も声優さんと音楽に大分盛り上げてもらいました!