サイコネクト!最終話前編「絶望と終わりなき復讐」
「サイコネクトデイズ」の連載開始に向けて最新情報Twitterのほうで前作「サイコネクト!」の見どころを毎日紹介しています。
こちらでは制作の裏話的なものを描いていきたいと思っています!前回まではコチラ
風邪悪化しました
頭と歯茎が痛い...病院88人待ちで諦めました...
ですが頑張って作業、見どころ紹介いたしますw!!
ではウラバナシの前にTwitterのコピペをどうぞ
本日紹介するのはサイコネクト最終話前編『絶望と終わりなき復讐』です! ユークの因縁の敵、怪獣大魔神サタンゾーオが復活! 大怪獣軍団も街襲来。 見どころ紹介も今日と次回でクライマックスお楽しみください!
【あらすじ】 ユークの過去を知ったアイナ。ユークは自身の怪獣への復讐心に耐えきらず、地球を去ろうとするが因縁の敵、怪獣大魔神サタン・ゾーオが復活。 二人は最強の怪獣に挑むことになる。 復讐心に引っ張られてうまく戦えないユークは敗北し…アイナを傷つけてしまう…
サイコネクト最強の怪獣、怪獣大魔神サタン・ゾーオが遂に降臨です!
奴が本領を発揮するのは後編なわけですが、ユークの故郷を滅ぼしていたり、各地の怪獣を呼び起こしたりと恐ろしさの鱗片が分かると思います。 明日の最終話後編見どころもお楽しみにしてください!
ここから先はネタバレアリなので視聴後にご覧ください♪
↓
誤字脱字がヤバいお話ですTT
いつか必ず修正いたします!!
それはさておき...詰め込みましたね。
実はこの前編は一番最後に執筆したシナリオなんです。
後編はボイスドラマ収録の関係で実は制作前半戦に書かれたものだったんですね。
何とか10話までと後編の懸け橋にしたうえで面白いものしないと!ということで奮闘しました。
前半はどっとシリアスに、中盤にほっとするようなシーンも織り交ぜながら、最後はまたシリアスに締めました。
語るべきはやはりシリアス部分ですね。
ユークの『復讐心』にスポットライトを当てています。
もともと「サイコネクト!」は「怪獣って、ウルトラシリーズのフォーマットって素晴らしいよね!!」っていうのを表現、発信するための作品です。
そのためにこの作品における「ヒーローとはなにか?」「怪獣とはなにか?」に明確にする必要があります。
最終話前編では怪獣とユークを一時的に同質に見せることによって最終回後編への土台を作っています。
サイコネクト!における「怪獣」は「復讐」の象徴です。
ゴジラをはじめとする初期の特撮映画の怪獣たちは自分たちを生み出した環境や文明に対しての「怒り」を人類にぶつけていますが、その心理を人間的な感情に擬人化、単純化すると「復讐心」になると考え、
「怪獣とはなにか?」=「復讐そのもの」と定義したのです。
これは「サイコネクト!」に「サイコネクト!」というタイトルがつく前からあった構想です。
サタン・ゾーオは怪獣の中でも復讐心そのものを具現化したようなキャラクターにしています。
完成版の作品では「悲しみ(哀しみ)」も怪獣の大事な要素として復讐心に加えて描写しました。
悲しみがなければ復讐心も生まれない。
やはり最終話後編でヒトミが言っているように「怪獣は被害者」だということは忘れずに表現したかったんです。
ユークはゾーオによって故郷を滅ぼされ、怪獣に対しての「復讐心」と「悲しみ」を植え付けられていました。
あの明るいユークの胸の奥には実は、毒黒いものが渦巻いていたなんて展開...今考えるとえげつないですね。
復讐心って持っていることって、決して気持ちがいいものじゃないんですよね...
分かる人には分かると思いますが…
ユークの様に復讐の夢を見た日の朝というものは本当に気持ちが悪いものですし、そう簡単には消すことができません。
かといって本当に復讐に移せば、新らたな悲しみが生まれてしまうんですよね
この悲しみ→復讐→悲しみ→復讐→悲しみの負のループをへとへとになりながら執筆したのを覚えています。
そしてこの復讐のループを断ち切ってくれるのが...。
後編に続きます。