2018年4月22日
「サイコネクトデイズ」PVが公開されました!!
詳しくはコチラ(サイコネクトデイズ公式ページ)までお越しください!
本日は、前回のブログの方で…歓喜のあまり語れなかったサイコネクトデイズのPVのウラバナシの方を語らせていただきたいと思います!!
前回のブログ→・4月17日「サイコネクトデイズPV公開、詩衣雫月さんありがとうございます!」
さて、まずこのPVを作ろうとした経緯について。
今回のPVの制作を決めたのはデイズの構成がしっかりと決まり、HPを制作し始めたあたりの事でした。当初はMV「Peculiar days」と同時公開するつもりでした。
しかし、MVを作っている真っ最中の時、プライベートの方では新生活がはじまっていてとてもじゃないけど同時に2本の動画を作るのには無理がありました。MVのほうもアニメーションにこだわりたかったし、PVの方も妥協したくなかったのです。
だから、PVの制作、公開は小説のDay.2とDay.3の間にすることにさせてもらったのです。(Day.3の公開が5月なのもその為です)
結果的にそれは成功だったと思います。…構想時間が長かった分いろいろ仕込めたし、妥協せずに制作が出来たからです。
詩衣雫月さんにご出演の依頼ができたのも、このおかげかなと思っております。
さてさて、ここからが本当のウラバナシ。
ちょっとした仕込みの話をさせてもらいましょう。
まず見ていただきたいのは、Day.1とDay.2、ムゲン怪獣「アルカナイカ」と魔女奇獣「バルバーヤーガー」が登場するシーン。どちらとも小説のメインヴィジュアル、PDF版の表紙として使っている画像と同一の素材を使っておりますが...、実はもともと動画化する前提で、構図を決めレイヤー分けして作った画像なのです。どうズームして、どう怪獣を動かすのか、考えながらロケーションを探して写真を撮って、写真に合わせて怪獣たちの2Dモデルを制作しました。
僕にしては...、僕にしては用意周到...用意周到じゃないかな!?今回は本当に、こういう仕込みを大切にして作っているつもりです。
次に見ていただきたいのは、この謎の新怪獣。…今までの僕デザインの怪獣っぽくない、そう思ってもらえていたら嬉しいです。
この動画に使った素材は完全にこの動画の為だけに用意しました(挿絵として流用するかもしれませんが...)。
このシーンは実験的な要素を多く持っているシーンで、爆炎の中に浮かび上がる巨大な鎌など演出面で拘りました。また前2シーンの2体の怪獣とは違い、この怪獣は2Dモデルではなく...完全なるイラストです。手書きの怪獣に粘土のテクスチャを貼りつけ色を付けたものです。逆光のシーンの為、演出上怪獣の前面は影で真っ黒になってしまうのでいかにスピーディーに効果的に演出できるかを目指しました。ただちょっと悲しかったのがここの「ユークはもういない…」という主人公アイナのセリフ..これは僕、ロダン自身が演じさせてもらっています。
汚い声でスミマセン。キャスティングする時間が無くて...。ただこれを録音した時、僕めちゃくちゃ具合が悪くて...孤独なったアイナの弱弱しい感じだけは出たんじゃないでしょうか?
またこの新怪獣は実は、上の画像の様にこっそりとMVの1シーン(1:30~あたり)や...Day.2の挿絵に登場しています。
実はDay.2の本文にも登場していたり…。
今回はこういうところにもぬかりなく仕込みを入れてますよっ!この怪しげで不気味な怪獣の正体は是非Day.3本編でご確認ください!
次にいよいよ、新キャラクター「イスカーチェリ」の登場シーンです!何度も何度も言わせてもらって申し訳ありませんが...演じて下さった雫月さん。本当にありがとうございます!ほんとにほんとに感謝しきれないです...!ちなみに雫月さんには全部で合計4パターンもの演技をして頂き、一番良かったものを使用させていただきました。本当にありがとうございます!
イスカくんのアニメーションもこだわり、こだわって制作させていただきました。恐らく一番時間をかけて作らさせて頂いています。僕は動画を作る多くの場合音を先に作ってそれに映像を合わせていくので、今回も雫月さんから頂いた素敵な音声素材をベースにアニメーションを制作しました。イスカの個性や性格が一発で分かるような映像を作りたかったので、声とアニメーションのシンクロを最重視して制作しました。特にこだわったのは表情と口の動きで、口は「あ」「ぁ」「い」「う」「え」「お」「ん」「閉」と8個の差分を作ってセリフ通り、雫月さんの声に同調したタイミングで動くようにしています。表情は目の開閉で目を閉じたまま喋らせたり、ちょっとセクシーな半目状態で喋らせたり実験しながら、セリフの雰囲気に合わせて変えてみました。
音楽の入るタイミングにもこだわっていて、前作「サイコネクト!」の際に創作仲間の大帝くんに頂いた「Next to me...」という曲のサビがイスカの「俺と一つになったからには…」というセリフに合わせてインするという演出にさせてもらいました。本当に大帝くんには毎回毎回お世話になっております。いつもありがとう。
…ここまでちゃんとしたアニメーションを作ったのは初めてだったので本当に緊張しましたが...雫月さんの素敵な声と、大帝くんの素敵な音楽と、以前アニメーションづくりをしていた友人の助言のおかげで今自分にできるベストアニメーションが作れたと思います。
あとは...実はイスカ君もMVのほうに新怪獣と同様に先行登場しています。
2版のサビに入る直前(1:59~)、画面の左端にほんの一瞬だけシルエットが映っています。
よかったらご自身の目で確かめてみてくださいね!
主人公・弼星アイナの新たなる相棒・精神生命体のイスカーチェリ。ちょっと勝ち気な彼に隠された秘密とは!?
Day.3での活躍、ご期待ください!!
最後になりましたが、PVの冒頭のタイトルコールのシーンについてのお話です。
分かる人はもう...すぐに分かると思いますが...『UNDERTALE』のタイトル画面をめちゃくちゃ意識して作っています。「ドックン!」という効果音も近いものを探し出して使わせていただきました。破片が集まって文字になるイメージは円谷作品のメインタイトルのオマージュです。
目で見ていて、音で聞いていて気持ちのいいものにしたかったので...タイミングにはめちゃくちゃこだわりました。雫月さんには全部で3パターンのコールをして頂いて、動画と合わせた時に一番しっくり来たものを使わせてもらっています!
この通り今回も、多くの方のお力をお借りして作品作りをすることができました。
出演していただいた詩衣雫月さん、楽曲を提供していただいた大帝くん、アニメーションに助言をくれた友人、素材サイト様、視聴してくださった皆様、RT拡散してくださった皆様、動画にコメントしてくださった皆様、本当に本当にありがとうございました!
Day.3(第一部のラスト)で一度「サイコネクトデイズ」は完結の予定ですが、先の展開の構想もしっかりしてますのでご期待くださいませ。
まずは...小説Day.3の制作を頑張ります!応援よろしくお願いします!
火炎ロダン