『Ayato-この私が、最後のいっぴき-』企画凍結のお知らせ

この度誠に勝手ではございますが、制作者火炎ロダンの都合により、2018年秋より当サイト上で不定期連載予定でしたノベル作品「Ayato-この私が最後のいっぴき-」の企画を凍結させていただくことにいたしました。

もし、楽しみに企画の開始を待っていてくださった方がいらっしゃったら本当に申し訳ございません。

このページでは、何故企画をはじめようと思い、凍結に至ったのか、そして今後の活動や、企画の今後についてお話しようと思います。

 

1『Ayato』企画始動から凍結までの経緯

Ayatoの企画を思いついたのは『サイコネクトデイズ』Day.3/第3話のプロット作業の真っ最中でした。

サイコネクトデイズを制作するにあたり、僕は改めて「怪獣とは何か?」「怪獣とはどういう存在なのか?」という疑問を考えデイズ3話分を使って、その『答え』を非常に抽象的に表現しました。一言でいえば、『怪獣の抽象化』をしたのです。

また、当時の僕のプライベート、私生活も良くも悪くも激変、激動の時期を迎え…その中で、やっと自分の中にある『人としてのエゴ』=『自我』を見出すことが出来ました。

 

そこで、サイコネクトデイズの制作過程で行った怪獣の『怪獣の抽象化』と自分に芽生えた『自我』をテーマとして、かけ合わせて…『人型の怪獣の物語』を思いついたのです。それが『Ayato』の企画の原型で、閃いた一時間後にはこのタイトルが付いていました。

タイトルおよび主人公の名前のAyato=アヤトの由来は、元々僕の作品「サイコネクト!」「サイコネクト」のキャラクター「四季野アヤト」です。

アヤトはエキセントリックなキャラクターで…

『普通の人間なのだけれども、普通とは違う感覚や感性を持っていて、それを普通だと思っている。』


宇宙人や怪獣などが沢山登場する、サイコネクトの世界観の中でも異質の価値観の持ち主です。サイコネクトデイズでは特にこの一面に、フォーカスを当てて怪獣と対比させながら彼女をキーパーソンとして描きました。

アヤトは劇中でとある怪獣にシンパシーを感じ共鳴しますが、アヤトの価値観に倣い、僕が思う怪獣の価値観を言葉で表現するなら、

「怪獣にとっての普通が人類にとって普通じゃないだけで、怪獣にとっては普通」


となります。…アヤトの価値観とほぼ変わりませんね。僕にとってはアヤトも怪獣に近い存在だったのです。

だから、すぐさま彼女を『人型の怪獣の物語』の主人公に決めることが出来ました。

それをガンガン発展させたのが『怪獣の出ない怪獣作品』という捻くれたテーマでした。

 

 

 ここからはかなり期間が開いて、サイコネクトデイズが完成公開後の話です。僕はすぐさま『Ayato』の世界観、キャラクターづくりなど設定面の制作に取り組みました。

これが案外うまく行きました。面白いぐらいに…すんなりと。自分でも不思議でした。…今ではその理由がなんとなく理由が分かるような気がします。その話はもう少し先で致しましょう。

 

設定面がうまく制作できた反面、ストーリーがなかなか煮詰まりませんでした。お恥ずかしい話ですが、設定だけ作って作劇が出来ないという…ストーリー制作初心者が陥りやすいあるあるパターンですね。

今回の僕の場合、普段はストーリーを考えたうえで設定を詰めていくので、普段と制作手順が真逆なのと…SF色強めの作風にするのか、もっと現実感のある世界観にするべきなのかの、リアルさの匙加減で相当悩んでいました。

 

 そうこうしているうちに…プライベートで大きな事件がありました。

右目の白内障の発症です。(白内障に関しては此方をご覧ください。→『目の障害について』

病気のせいにはしたくはないですが…やはり精神面で、作業やクリエイティブに支障が出ているので受け入れざるを得ないです。言い訳に見えたら本当に申し訳ないです。ごめんなさい。

 実は設定面の制作がうまく行ったように感じたのはここに理由があったのかもしれない…今振り返るとそう感じます。

『Ayato』の登場キャラクターの設定を考えたのはデイズの完結の少し後、白内障が発覚する前だったのですが…実はこんな設定のキャラクターが存在していました。

 

元アマチュア女子ボクサーで優勝経験もあるが、試合中に右目を強打され打撲、失明している。

失明の事は家族以外に話しておらず、負けず嫌いで身体面でも人と劣っていると思われるのが嫌ため、

ハンディーを悟られない為に両目が見えるかのように振る舞っている。

 

たぶん。これを書いていた時、僕には既に右目に違和感があったのだと…思います。僕は単に人に言えないことを、誤魔化したいことを他人事として、自分の事ではなく、他人の設定として押し付けて書いてしまっていたのかもしれない…。

これは、反省しないといけませんね。勿論、僕はボクシングなんかやってないし、女子でもないので、この子とは全然違うのだけど、ちょっと過剰に自己投影し過ぎているなと…今振り返ってみると思います。

ひょっとしたら、この子だけじゃない。他のキャラも。

 

そして…先日、白内障がさらに悪化してしまい…。日に日に視界が真っ白になっていきます。

右目の失明が近づき、さらにこの子の境遇に近くなった時、確信しました。

「今は、この物語は書くべきじゃない」と。

 

『Ayato』の物語のテーマは、前述のとおり『エゴ』です。只でさえエゴイックな作風になること必至なテーマなのに…今の体調が安定しない僕が描いたらどうなってしまう事か。

ちょっと恐ろしくなってしまいました。

 

また、恥ずかしながら。僕の『エゴ』=『人としての自我』は芽生えたばかり。通常の発育なら中学生で芽生えるそうなのですが…僕はちょっと遅かったみたいで。

めちゃくちゃ綺麗な言い方をすれば僕は、塔を初めて出たばかりのラプンツェル。

めちゃくちゃイヤな言い方をすれば僕は、井の中を初めて出て大海を知った蛙。

『自我』が芽生えてから、それを語るのにあまりに…時期尚早でした。

 

なんとかSS企画、漫画企画で間をつなぎ…時間稼ぎを試みようとも思っていましたが、今は体調回復、クリエイティブへの意欲向上、技術向上、ポテンシャルアップに努めたいと思っています。

こうして、この度『Ayato』の企画凍結を決意いたしました。

 

2Monstailz今後の展開と『Ayato』の今後について

 今後のMonstailzの展開についてなのですが、

現在の活動は外部サイト様とのコラボ作品および、外部団体様の制作協力などの活動がメインとなっています。

今後は、そちらの方を継続しつつ...Monstailz独自の新作作品の制作を行っていきたいと思っています!!

現在考えているのが、短編ノベル作品の制作です。

体調の回復、クリエイティブのポテンシャルアップにはピッタリだと思うので。告知なしに急にアップするかもしれません。

暫く、不安定な体調/運営が続くかもしれませんがよかったら、応援よろしくお願いいたします!

 

 『Ayato』に関しては全てが未定で、再開の予定はあるのかも分からないのが現状です。

ただ、凍結した企画でも大切な遺産であることは間違えないので大切に資料は保存しておき、いつでも再開できるように準備しておきたいと思います。

 

 ここまで長々と文章を書いてしまいましたが…最後まで読んでくれてありがとうございました。

最近は、文章も、絵も、かけない…。

いや、かけるのだけど…思ったの違うという事ばかりなので、今日はちゃんとした文章がかけて、良かったです!!

では、これから、いろいろ頑張りますので…お楽しみに!!ご期待ください!!

2018/12/14 火炎ロダン


↓かつての告知ツイート