クトゥルフ神話のコミカライズを呼んだお話。

今日はちょっとした感想をダラダラ書こうかなって思ってブログを書き始めました。

友人かくかくから借りたクトゥルフ神話、ラブクラフト作品のコミカライズを一通り読み終えたので簡単に感想を綴ります

ネタバレもあると思うので注意。

 

まず、どの物語もそうだけど(いや、カダスのお話はちょっと違うかな)劇中で言われている通り凄く冒涜的というか、読んではいけないものを読んでる感じが凄まじかった。

これが…皆がこの物語群に惹きつけられる要因なんだなと強く実感しました。

僕は日本生まれで明確な宗教は何も信仰していないのだけど、これほどにまでヤバいと思ってしまうのだから、西洋、欧米的な価値観を通した目で読んだらもっと恐ろしいんだろうな…。

 

やっぱり面白いと思ったのが、『クトゥルフの呼び声』や『インスマ(ウ)ス』のお話。

代表的なクトゥルフ作品なだけあって凄く引きこまれた。

断片的な情報を主人公と読者に見せて、最後に綺麗に纏め上げていくスタイルが凄く興味深かかった。

安楽椅子探偵って言ったら色々語弊があるかもしれないけど、又聞きの更に又聞きみたいなのを知ることによって話が進展してクライマックスに繋がっていくの展開が面白い。そこにリアリティがあるのかな...本当にこの世界で起きた出来事みたいに思えてくる。

ホームズを始めて読んだ時の感覚に似てるかもしれない。

 

 

最近、よく耳にする目にするニャルラトホテプ系の話は正直あんまり響かなかった。魔女と人面ネズミの使い魔みたいな話はまぁまぁ面白かったけど、ニャルラトホテプそのものにはあまり魅力を感じなかった。

まぁ、恐らくアニメかなんかの影響もあってかニャルラトホテプが凄く人間らしく、漫画では描かれていたからかもしれないけど…個人的にはミ=ゴとか古のものとか…異次元の色彩とか人間とはかけ離れた姿の異生物たたの方が数倍魅力的だった。

 

この辺の宇宙生物は、ウルトラ初期の宇宙人、特にセブン以前の宇宙人と同じ匂いがして好きだ。

ミ=ゴ、古のもの、ケムール人、バルタン星人、ダダ。

やろうとしていることは分かるんだけど…、やっぱり本質的には全く理解出来ないみたいな。

姿も概念も価値観も何もかも違う知的な存在と人類の邂逅には…ウルトラQや初代ウルトラマン好きとしては燃えるものがある。

 

ドリームランドの話や外典的なチャールズ・ウォードの話は、全体的に面白かった。

やはりこの辺りを読んでると…serial experiments lainを連想せざるを得ない。

 

英利政美や四方田千砂…そして岩倉玲音のルーツは間違えなくカーターやクラネスみたいなドリームランドの住人なんだろう…。

特に玲音はワイヤードという現代のドリームランドのランドルフ・カーターそのもの、英利政美はドリームランドを支配しようとしたクラネスみたいな存在に見えてきた(今考えたら、英利がやろうとしたことはカダスの話のニャルラトホテプそのものだったが)。

久々にlainも見直したい。

 

とにかく、コミカライズだけでも大分楽しませてもらった。

原典は文書というか文体がかなり難解らしく…しばらくは読まなそう。

でも、クトゥルフの雰囲気や概要だけでも知れたから今回は良しとしようかと思うw

 

あと、当面の間はクトゥルフ神話を直接的にオマージュした表現や直接的な引用を創作活動で行うことは控えたいと思ってる。

恐らく今回漫画を読んだだけでも、クトゥルフ神話は僕の価値観に深く染み渡ったと思う。

 

きっとわざわざオマージュしようとなんかしなくても...

オマージュしたくなかったとしても、今後無意識に反映されてしまうんじゃないかな。

あまり意識しすぎると、クトゥルフ神話そのものを再現しようとするだけになってしまいそうだ。

 

とにかくやられましたよ、今まで僕にクトゥルフを勧めてきた皆様。

そして、ラブクラフトさん。

いい勉強になりました!

 

2018年7月31日